新築一戸建てを購入する際には、庭をつけるべきかどうか悩む方が多いかもしれません。
昔ながらの住宅には庭がついていることがよくありますが、最近は土地が狭くなってきたため、多くの人が庭を作る代わりに部屋数を増やすことを優先しているようです。
この記事では、庭付き新築一戸建てについて、庭の種類、メリット・デメリット、向いている人のタイプを詳しく説明していきます。
庭付き一戸建てのメリット
幼い子どもがいるご家庭では、家に庭があるとさまざまなメリットがあります。
昔は外で自由に遊んでいる子どもが多かった時代と比べると、今は公園などの遊べる場所が減ってきており、子どもたちが安全に遊べる場所が少なくなっています。
しかし、もし自宅にちょっとした庭があれば、大人の目が届く範囲で子どもが自然と触れ合ったり、体を動かしたりして遊ぶことができます。
外で起こる事故の心配も少なくなるでしょう。
庭には様々な遊び道具や遊び場を作ることができるため、子どもたちは自分の創造力を思い切り発揮することができます。
また、庭に植物や花を植えることもできるので、子どもたちは自然との触れ合いを通じて環境について学ぶことができます。
さらに、庭には日当たりがよい場所もあるため、天候に左右されずに外で遊ぶことができます。
庭にいることで、子どもたちはリラックスしたり、自然の中でのびのびとした遊びを楽しめるでしょう。
家庭に庭があることは、子どもたちの成長にとって非常に良い環境となるので、ぜひ庭があることを活用してみてください。
また、庭の一部に草木を植えると、四季折々の変化を楽しむことができます。
高密度な住宅地でも、窓から見える緑に癒されることもあります。
日差しが良ければ、家庭菜園やガーデニングも楽しむことができます。
自分で育てた野菜を収穫する喜びは、学校ではなかなか経験できないものです。
庭は無駄なスペースと考える人もいますが、庭の使い方によっては、機能的な役割も果たしてくれます。
部屋の明るさや風通しを確保する方法の一つとして、中庭や坪庭を作ることがあります。
広くない場所でも、庭があると窓も増えるため、様々な方向から光や風を取り込むことができます。
ただし、背の高い植物を置きたい場合は、採光に影響がないような位置に植える必要があります。
庭付き一戸建てのデメリット
家に庭があると、庭の手入れが必要になります。
庭の手入れには時間や労力がかかり、負担に感じることもあります。
庭には植栽や芝生などを植えることがありますが、ただ植えて終わりではありません。
美しい状態を保つためには、剪定や消毒、雑草取りなどの管理が必要です。
これらの管理作業は定期的に行う必要があります。
もし庭の管理に自信がないけれども、庭を作りたいという場合は、小さな坪庭から始めてみるのがおすすめです。
坪庭は庭の管理が比較的簡単であり、初心者でも取り組みやすいです。
また、庭の手入れに時間を費やしたくない場合は、庭を子どもの遊び場として割り切って考えることもできます。
庭を遊び場とすることで、手入れの負担を軽減することができます。
さらに、手入れの必要がない砂利を庭に敷くと、手間がかからず、スッキリとした印象になります。
砂利庭は草刈りや剪定などが不要であり、管理が簡単です。
このように、庭の手入れに負担を感じる場合は、適切な管理方法を選ぶことで、手間を減らすことができます。
都心の狭い土地でも庭を作るアイデア
都心部には狭い敷地が多く、こんな場所に住宅を新築しようとすると、無理に庭を作ろうとすると建物面積が小さくなり、室内が使いづらくなることが考えられます。
そこで、庭スペースを作る場所がない場合でも、屋上を活用して庭を作ることができる物件があります。
たとえば、都心部では最近よく見られる鉄筋コンクリート造の3階建て住宅などでは、建築の段階から屋上を庭のように使うことを考えて設計された住宅があります。
屋上でガーデニングや家庭菜園を楽しむことができます。
ただし、屋上に庭を作る際には、設計する段階で排水口の位置や屋上の耐久性などを確認することが必要です。
水はけの良さや屋上の耐久性などを慎重に考える必要があります。
屋上の位置は、太陽の光がたくさん差し込むため、多くの種類の植物を育てるのに最適です。
さらに、屋上にはテーブルやソファを置くことができるため、気候の良い日には屋上の庭でゆったりとティータイムを楽しむことも可能です。
屋上の庭でのティータイムは、緑豊かな景色を眺めながらくつろぐことができます。
まとめ
一戸建てを建てたいと思っても、実際に建売住宅を見に行くと、広告やデータ上のイメージとのギャップが大きく、結局同じ価格帯のマンションを選ぶこともあります。
一戸建てを建てるにはそれなりの予算が必要ですが、実際にはなかなか難しいというケースがほとんどです。
一般的に一戸建てといえば、マンションよりスペースにゆとりがあるというイメージがありますが、広告には建物の延床面積が85m2と書かれていても、階段や廊下を除いた実際の使える面積は70m2程度だと考えるべきです。
そのため、使い勝手の面で考えると、一戸建てよりもマンションを選ぶ人が多いのは納得です。
しかし、一戸建てを選ぶ理由として、譲れない条件があるケースも多いです。
例えば、マンションではペットを飼うことができないため、ペットを飼いたい人が一戸建てを選ぶことがあります。
また、過去に騒音トラブルがあったため、今後は巻き込まれたくないと考え、一戸建てを選ぶこともあります。
さらに、マンションの駐車場に大型自動車を停めることができないため、大型自動車を所有している人が一戸建てを選ぶこともあります。
もちろん、庭で様々なことを楽しみたいという願望もありますので、一戸建ての重要性を考える場合は、予算や立地、室内の使い勝手などを総合的に考慮し、後悔のない新居の選び方をしましょう。