再 建築 不可 物件 リフォームして住むことはできるの?メリット・デメリットを解説

不動産

再建築不可物件

再建築不可物件は、建築基準法の規定を満たさないため、建て直すことができません。

このような物件には、以下のようなメリットやデメリットがあります。

メリット

価格が安い 再建築ができないという制約があるため、物件の土地価値や資産価値は低くなります。

そのため、同様の物件と比べて非常に安く購入することができます。

デメリット

1. 建物の改築や増築ができない 再建築不可物件では、建築基準法の規定に合わないため、建物を改築や増築することはできません。

将来的に家族構成やライフスタイルが変わっても、建物を適応させることができないというデメリットがあります。

2. ユーザーニーズに合わない場合がある 再建築不可物件は、建物が既に建っている状態で販売されていることが多いため、建物の間取りや設備が購入者のニーズに合わない場合があります。

自分の理想の家を建てたい場合には、再建築不可物件ではその要望を満たすことができません。

3. 将来の売却や相続の際に制約がある 再建築不可物件は、将来的に売却や相続する場合にも制約があります。

再建築ができないため、将来的に買い手を見つけることが難しくなる可能性や、相続時に不便を生じる可能性があります。

以上が、再建築不可物件のメリットとデメリットです。

購入を検討する際には、価格の安さを享受する一方で、将来の自己都合や売却の制約も考慮し、慎重に判断することが大切です。

購入のポイント

建物の状態を確認する 再建築不可物件を購入する際には、建物の状態を入念に確認する必要があります。

なぜなら、再建築不可物件では現在建っている建物に住む限り再建築ができないため、建物自体の状態が重要だからです。

具体的には、建物の基礎や柱、梁、屋根、外壁などに問題がないか細かくチェックする必要があります。

建物の基礎がしっかりしていないと建物全体に影響が出る可能性がありますし、柱や梁の劣化や痛みも大きな問題となります。

屋根や外壁にも劣化や浸水の可能性があるため、雨漏りや水漏れのないかも確認する必要があります。

また、建物に傾きがないかも確認することが重要です。

建物の傾きがある場合は、地盤沈下や土地の不安定さを示している可能性があります。

これによって建物の安全性や耐震性に問題が生じる可能性があります。

以上の点を確認することで、再建築不可物件の現在の住環境が問題ないかを判断することができます。

これによって将来的なトラブルを回避することができます。

購入を検討する際には、建物の状態を入念にチェックすることをおすすめします。

有効な活用法とは

再建築不可物件は、マイホームとしても収益物件としても工夫次第で利用価値があります。

再建築不可物件をマイホームとして考える場合、格安で手に入ることが魅力です。

建て直すことはできませんが、リフォームは可能ですので、工夫次第で掘り出し物物件となる可能性があります。

また、再建築不可物件を賃貸物件として活用することもできます。

特に駅から10分圏内など利便性が良い場所であれば、再建築不可物件でも賃貸として需要があります。

格安で購入し、リフォームを行ってシェアハウスや貸家として賃貸することで、かなりの利益を期待できます。

ただし、再建築不可物件は売却する際の価格が期待できません。

したがって、マイホームや賃貸物件のいずれに使う場合でも、購入時にはできる限り土地価値に近い価格で購入することが重要です。

土地価値はあまり変動しないため、再建築不可物件を土地価値に近い金額で購入すれば、将来的には取り壊して更地で売却するという選択肢もあります。

選び方と注意点

再建築不可物件は、建物の修繕や再建築が難しいと言う意味で、価格も低くなる傾向にあります。

しかし、再建築不可物件を購入する際には、いくつかの注意点があります。

特に、地方の再建築不可物件は将来的に建物が取り壊される可能性が高いため、負の遺産になる場合もあることに注意が必要です。

したがって、再建築不可物件に興味がある方は、東京都内の人気のエリアに限定して検討することをおすすめします。

再建築不可物件は、購入後にリフォームや改装が必要な場合がほとんどです。

しかし、全ての工事を業者に頼むと高額になってしまい、安く購入したメリットが薄れてしまうこともあります。

そのため、再建築不可物件を購入する際には、自分でDIYなどで一部の改装ができる能力がある人に向いていると言えます。

一方で、そういった手間を面倒に感じる人は、再建築不可物件を探すよりも一般的な物件を購入したほうが無難です。

まとめ

再建築不可物件は、専門の不動産会社や建築会社などのプロ向けの物件であり、一般の方が購入する際には、ホームインスペクション(住宅診断)を受けるなどして、物件の状態を細かくチェックすることが重要です。

また、再建築不可物件の低価格の理由を理解し、慎重な判断をすることも必要です。

再建築不可物件は安価である反面、その理由を良く理解した上で判断する必要があります。

物件を選ぶ際には、再建築不可物件の特徴を十分に把握し、慎重な判断をすることが大切です。

価格だけでなく、将来のライフスタイルや負担を考慮して、自身に合った物件を選ぶことが重要です。

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